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学費はどこから?

お向かいのおにーちゃんもそうですが、高校を卒業して軍隊に入るというのは一体どうしてなのでしょう?と考えられた方、いらっしゃるのではないでしょうか。

もちろん、個人個人でその理由は千差万別ではあるのですが、一番よくある理由に「学費を稼ぐ為」というものがあります。

アメリカは義務教育ではないので、大人になるまで一度も学校へ行ったことのない人もいれば、就学年齢になってから家庭教師や親が家で勉強を教え、大学から「学校」というところへ行き始める人もいます。もちろん、普通に幼稚園から小学校・中学校・高校へ・・・と進む人が大半ではあるのですが、高校を卒業した後には親からの援助というものはない人が殆どです。ですから、大学へ行く場合は自分で奨学金を探して応募したり、バイトをして学費・生活費を稼ぎつつ大学へ行ったり、親から借金をしたり・・・という感じで進学する人が多いのです。

そこで軍隊へ入るとどうなるか・・・といいますと・・・

ある一定期間以上軍にいると、軍を辞めた後に進学する場合、国が学費を援助してくれるという制度があるのです。お向かいのおにーちゃんの場合、エンジニア専門の部隊を志願していますから、軍を出た後に大学に行くとすると、大学の単位もかなりの数が免除されるはずなんですよね。なので愛国心だけで軍を志願する・・・というわけでもないのです。

かくいうだっぢーも、リタイアしてから10年以内・・・という条件付で、単位が取れる学校ならそれがどんな学校でも国からの援助がでることになっています。「軍事のベテラン」と呼ばれる人たちも、一般社会では全く仕事を知らない素人同然ですから、この制度を使って専門学校などに行き、手に職をつけてから改めて「社会復帰」する人も沢山いるわけなんですね。(夢は大きく果てしなく・・・のだっぢーは、リタイアしたらフロリダにある「審判学校(爆)」に行って、野球の審判になる資格を取るんだっ!!!」などと意気込んでおりますが(笑))

あむが生まれてから、「この子達が大きくなる頃にアメリカの経済もどうなっているか分からないし・・・・」とだっぢーは学費として使われることを条件に、高い利率で利息がついて、しかも無税という特別な貯金を始めました。「え?ウチは子供達の大学の教育費も面倒みてあげるんだ」と半ば驚いて聞くと「いや、奨学金も取れそうにないし、軍には入りたくないし、とりあえず親に借金・・・っていうときにこっちが貸す金がないと困るだろ??(笑)」「・・・そりゃそうだ(爆)」と私。

でも、だっぢーには軍からお金が、子供達にはこの貯金が・・・と思ったときに「なんで私にはないのさ」となぜかとっても不公平に思ってしまった私(笑)。ほとんど冗談で「いいな、いいな、みんな学校に行けるお金があっていいな」と文句を言ったところ、間もなくだっぢーが私にも子供達と同じ貯金をしてくれました(笑)。・・・でも、銀行の査定で、私が学校へ戻るとなると、子供達よりも更にお金が必要になるだろう(爆)ということで、何と倍の金額の設定になっているらしいのです。学校へ行かなければこの貯金は下ろす事もできず解約もできないので(本人が進学しない場合は、身内の誰かに名義を変更することのみ許されているのです)、せっかくですから(笑)あと何年かしたらどこかの学校に通わせてもらおうと思っています。

銀行の方はきっと「真面目な」学校を考えて私の金額を設定したのだと思いますが、私が今考えていることと言えば、「ドッグトレーナー」やバイリンガルの子供のための「スピーチセラピスト」や「カウンセラー」など、多分1年ぐらいで終了してしまうプログラムばかり(笑)。別にどこかの学校に入学して、卒業するということが条件と言う話でもないようなので、あとは自分の好きなことを学べるクラスを適当に取らせてもらおうかな♪♪♪

などと夢を膨らませる私なのでありました(笑)
by kamenikki | 2007-08-22 03:35