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ビックリしましたっ!!

今日も無事に一日が終わり、最後にネットニュースでもチェックしようとヤフーを見てみると・・・


何とジョンベネちゃん殺人事件の犯人がタイで逮捕された!という話がでているではありませんかっ!!!!

この事件が起きたとき、私は事件の起きたボルダーで学生をしていました。彼女の家は私の住んでいたアパートから車で10分と離れていないところにあり、事件の後は日本からの取材班が大勢ボルダーへ来ていて、町行く人(なぜか日本人を見つけては声を掛けていた)に事件のことについてインタビューしていましたっけ。

こちらでも当時の報道はかなりのものでしたが、日本のワイドショーに勝るものはなく当時日本の友達からのメールや手紙から、日本ではこちらでも報道されていない余りにも詳しい(半ば怪しい)情報が氾濫しているんだなぁと驚いたものです。こちらでも一番怪しいのは彼女の両親だったか兄だったか・・・とにかく身内の犯行ではないだろうか・・・とタブロイド紙(日本のワイドショーの週刊誌版という感じですかね?)は言っていましたね、確か。

私はその後、同じくコロラド州にあるフォートコリンズ市というところにある学校へ行ったのですが、夏休み中に4日間だけ通訳の仕事を頼まれたことがあったんです。内容というのはフォートコリンズにある、ある特許を持っている会社に、その会社と技術提携を結んでいる日本の会社の社長さんが訪ねて来ると言う事で、朝ご飯から夕ご飯まで会議や食事すべてに同行して通訳をするというものでした。

「社長さん」に付いて回るのですから仕事以外で行くところはすべて会員のみ入れるところで、食事も何もすべて高級なものばかりだったんですが、その人の娘さんというのがこのジョンベネちゃんの同級生だったんです。通訳の最終日は、一日中ゴルフ場のクラブハウスを借り切って、子供達をプールで遊ばせ、大人達はとんでもない大きさのテレビでサッカーのワールドカップの決勝を見る・・・というイベントでした(笑)。

そのときにこのジョンベネちゃんという子を知る人たちの生の声を聞いたんですが、日本に限らずこちらでも美少女コンテストで優勝、タレントコンテストで優勝・・・ということばかりが取り上げられていたように思いますが、あの子はね、本当に天使のような子だったのよ・・・とみなさんが口々におっしゃっていました。

6歳の彼女は母国語である英語のほかにフランス語とロシア語が話せたそうで、立ち居振る舞いはとにかく洗練され、天使のように美しく優しく、一体どうすればあのような子供に育てられるんだろう?と誰もが思っていたそうです。ダンスをするにもお芝居をするにも一度お手本を見せれば次には完全に同じ振りが出来、台詞を覚えられたそうで、まるでドラマか映画にでてくるようなあまりにも完璧すぎる子だったと言っていました。同時に、事件に彼女の家族が関わっているなんてことは万が一にもありえないと口を揃えて言っていたこともよく覚えています。


あれから10年。今回逮捕された人が本当に犯人なのかどうなのかよく分かりませんがきっと日本ではまた毎日ワイドショーで特番が組まれることでしょうね。私も今日はちょっと夜更かしをしてニュースを見ています。懐かしいボルダーやデンバーの景色がでてきて思わずテレビを消せなくなってしまいました(笑)
by kamenikki | 2006-08-17 11:42