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8月6日と12月7日

私達が結婚して間もなく、まだそるでさえも我が家に来る前のこと。当時だっぢーが勤務していた船主催のクリスマスパーティーが12月7日にありました。

会場は船の中・・・ではもちろんなく(笑)、サンディエゴのダウンタウンに近いホテルの広間でした。場所に到着すると、メーンのテーブルには艦長ならびに偉い人(笑)が座ることになっていましたが、残りのテーブル(8人がけ)には一応誰が座っても良いことになっていました。

当時、だっぢーはだっぢーなりに気を使ってくれたんだと思いますが(笑)、「座る場所はどこでも良いんだけど、いっしょに座る人たちは決まってるからちょっと探さないと・・・」と言っていたんです。で、どんな人たちと座ることになっていたかと言いますと、奥さんが日本人のカップル3組(笑)。なので、我々のテーブルはアメリカ人男性4人と日本人女性4人ということになったわけです。

英語が苦手な日本人女性もいましたが、そうなると当然ご主人のほうが日本語が堪能ですから(笑)、英語訛りの日本語と日本語訛りの英語が飛び交う不思議な光景が繰り広げられました。

そろそろパーティーも中盤に差し掛かった頃、男性のうちの一人がポツリとつぶやきました。「不思議なもんだよねぇ・・・12月7日にこうやってアメリカ人と日本人のカップルが4組テーブルを囲んでいるなんてさ」

それを聞くと男性陣はみな「そうだねぇ・・・」と頷くのですが、私達女性陣は「はぁ????」という感じでなんのことやらさっぱり分からなかったのです。


帰り道、車の中でその男性の発言について聞いてみると、「12月7日って何の日か知らないの?」というので「知らない」とキッパリ言うと「・・・真珠湾攻撃のあった日だよ」とポツリ。それで私も聞いてみました。「8月6日って何の日か知ってる?」当然のごとく「いや知らない」との返事。「広島に原爆が投下された日」というと「ふ~ん・・・・」


歴史というのは事実の積み重ねですから、真実はあくまで一つしかないわけですが、その解釈や意義、ましては事の重大さ・・・ということになってくると、立場や視点が違うとまったく話が違ってきてしまうわけです。

ネットニュースに第二次世界大戦のことや原爆投下のニュースが増えてきたのを見て、ふとこんなことを思い出しました。
by kamenikki | 2007-08-06 03:04